日本ロッシーニ協会の動画と演奏会

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YouTube動画「ロッシーニチャンネル」

 

コロナ禍により演奏会の開催が不可能になったことから、日本ロッシーニ協会ではYouTubeにアップする動画「ロッシーニチャンネル」を制作し、2021年4月28日から2週間おきに公開しました(4月28日、5月12、26日、6月9、23日、7月7日アップ)

出演:富岡明子 (メッゾソプラノ)、小堀勇介(テノール)、園田隆一郎(ピアノ)、朝岡聡(ナビゲーター&制作)、水谷彰良(解説)

 第1回《湖の女》~エーレナのロンドフィナーレ「胸の思いは満ち溢れ」

 第2回《泥棒かささぎ》~ジャンネットのカヴァティーナ「この腕の中においで」

 第3回《マオメット2世》~カルボのアリア「心配無用です:卑しい感情など」

 第4回《オテッロ》~ロドリーゴのアリア「なんですと! ああ! 何をおっしゃるのです!」

 第5回《ラ・チェネレントラ》~ドン・ラミーロとアンジェリーナの二重唱「まったくひと気がない:何か判らぬ

    甘美なものが」

 第6回《リッチャルドとゾライデ》~ゾライデとリッチャルドの二重唱「リッチャルド! 私は何を見ているの…」

 

制作責任者・朝岡聡さんがロッシーニチャンネルのコンセプト、制作過程とインタビュー抄録をまとめた文章「ロッシーニチャンネルについて」は、こちらをお読みください 。

朝岡聡「ロッシーニチャンネルについて」 New!

(『ロッシニアーナ』第41号 pp.154-165 掲載分をそのままPDF版にして掲載)

 

各回の動画は、次の入口をクリックしてご覧ください。 

 

 

日本ロッシーニ協会の演奏会 

 

 

日本ロッシーニ協会演奏会2019「ナポリからパリへの旅路──ロッシーニの芸術の粋を究める!」── 終了しました

 

 ロッシーニの神髄を究めようとする新進気鋭の歌手による、ナポリ&パリ時代の超絶技巧の競演!

  

 公演名 ナポリからパリへの旅路──ロッシーニの芸術の粋を究める! 

 期日 2019年5月5日(日) 開演 14:00(開場13:30)

 会場 東京文化会館小ホール(JR上野駅、東京メトロ上野駅、京成上野駅)

 チケット(全席指定) 一般 4,500円 学生 3,000円

 主催 日本ロッシーニ協会

 後援 イタリア文化会館、公益財団法人 日伊協会

 マネージメント:ミリオンコンサート協会

【出演】

  正岡 美津子/横前 奈緒(ソプラノ)

  富岡 明子/但馬 由香/野間 愛(メッゾソプラノ)

  小堀 勇介/渡辺 康(テノール)

  助演・合唱:工藤 翔陽(テノール)、高橋 大(テノール)、市川 宥一郎(バリトン)、小野寺 光(バス)

  金井 紀子(ピアノ) 水谷 彰良(解説)

曲目】

 《新聞》(ナポリ 1816)~リゼッタのカヴァティーナ

 《アルミーダ》(ナポリ 1817)~アルミーダとリナルドの二重唱

 《リッチャルドとゾライデ》(ナポリ 1818)~ゾライデとリッチャルドの二重唱

 《エルミオーネ》(ナポリ 1819)~オレステのカヴァティーナ、エルミオーネのグラン・シェーナ

 《湖の女》(ナポリ 1819)~エーレナのロンド=フィナーレ

 《セミラーミデ》(ヴェネツィア 1823)~アルサーチェのカヴァティーナ、セミラーミデとアルサーチェの

  小二重唱

 《ランスへの旅》(パリ 1825)~伯爵夫人のアリア

 《オリー伯爵》(パリ 1828)~オリー伯爵のカヴァティーヌ

 《ギヨーム・テル》(パリ 1829)~マティルデのエール 

 

 プログラム複製 

2018年1月6日の演奏会「巨匠アルベルト・ゼッダに捧ぐ!」チラシ表と裏、全員のアンコール ©日本ロッシーニ協会/外苑ビデオプロモーション

 

舞台写真4枚。左から、小堀勇介のソロ、天羽明恵と中井亮一の二重唱、《ラ・チェネレントラ》の六重唱、中井亮一のソロ

 

舞台写真4枚。左から、脇園彩と小堀勇介の二重唱、天羽明恵のソロ、小堀勇介/中井亮一/工藤 翔陽の三重唱、脇園彩の《ラ・チェネレントラ》

 ロンド・フィナーレ 

 

日本ロッシーニ協会演奏会2018「巨匠アルベルト・ゼッダに捧ぐ!」── 終了しました

 

 ロッシーニ没後150年最初の演奏会に、ロッシーニ歌手として世界の歌劇場で活躍する脇園彩が登場!

 4人のベルカント歌手が恩師アルベルト・ゼッダに捧げる華麗な歌の競演!

 

 公演名 日本ロッシーニ協会演奏会2018「巨匠アルベルト・ゼッダに捧ぐ!」

 期日 2018年1月6日(土) 開演 14:00(開場13:30)

 会場 浜離宮朝日ホール

 チケット 全席指定 ¥4,500 学生 ¥3,000 

 後援 イタリア文化会館、公益財団法人 日伊協会 マネージメント:ミリオンコンサート協会

 

 出演: 天羽 明惠(ソプラノ) 脇園 彩(メッゾソプラノ) 小堀 勇介(テノール) 

     中井 亮一(テノール)  金井 紀子(ピアノ) 朝岡 聡(ナビゲーター)

 [助演] 高橋 千夏(ソプラノ) 杉山 沙織(メッゾソプラノ) 工藤 翔陽(テノール)

      高橋 大(テノール)  市川 宥一郎(バリトン)  小野寺 光(バス)  田中 大揮(バス)

 

ご挨拶(Messaggio)────── アルベルト・ゼッダ先生の功績を讃えて

 

 本日は、私たち日本ロッシーニ協会の演奏会「巨匠アルベルト・ゼッダに捧ぐ!」にご来場いただき、誠にありがとうございます。この演奏会は、指揮者、音楽学者、ロッシーニ音楽祭の芸術監督、アカデミーの声楽指導者としての広範な活動により19世紀イタリア・オペラとベルカント(歴史的歌唱様式)の復興に多大な貢献をされ、昨年3月6日惜しまれつつ89歳で亡くなりましたアルベルト・ゼッダ先生(Alberto Zedda, 1928-2017)に捧げる公演となります。

 日本でも数多くのオペラ上演に携わり、オーケストラ客演指揮者としても活躍されたゼッダ先生は日本を愛し、その教えを受けた歌手、指揮者、研究者によってわが国のベルカントとロッシーニ復興が加速したと言っても過言ではありません。けれどもその生涯と功績はなお充分に知られてはおらず、ここに略歴を記してゼッダ先生への心からの感謝の辞とさせていただきます。                 

 アルベルト・ゼッダ先生は1928年1月2日イタリアのミラノで生まれ、同地の音楽院でヴォットとジュリーニに学び、1956年に指揮者デビューして翌57年イタリア放送協会主催第1回国際指揮者コンクールで優勝しました。シンシナティ音楽カレッジでの教育活動(1957~59)を経て1959~61年にアメリカ声楽コンクール優勝者のコーチを務め、オペラ指揮者としての活動も1961~63年ベルリン・ドイツ・オーパーを皮切りにニューヨーク・シティオペラでもイタリア・オペラのレパートリーを手掛け、ヨーロッパの諸劇場に客演しています。

 リコルディ社の求めで校訂したロッシーニ《セビーリャの理髪師》(1969年刊) が19世紀イタリア・オペラ最初のクリティカル・エディションとして高い評価を受け、ロッシーニ・ルネサンスの起爆剤になるとともに、音楽学者ブルーノ・カーリ、フィリップ・ゴセットの両氏と共にロッシーニ財団による全集版の企画に携わりました。そしてロッシーニ全集の出版が1979年にゼッダ校訂《泥棒かささぎ》で開始されると、これと連動してロッシーニ・オペラ・フェスティヴァル(Rossini Opera Festival。以下ROFと略記)が1980年に始まりました。ゼッダ先生は2000年までブルーノ・カーリ、ルイージ・フェッラーリ両氏と共にROFの芸術顧問、2001年から15年まで単独で芸術監督を務めてこれをバイロイト音楽祭やザルツブルク音楽祭と並ぶヨーロッパ三大フェスティヴァルに育て上げ、1989年にROFが併設した歌手、演奏家、指揮者、演出家を対象とするロッシーニ・アカデミー(Accademia Rossiniana)の指導者としても多大な功績を残しました。そしてこのアカデミーでゼッダ先生の薫陶を受けた天羽明恵から脇園彩に至るベルカント歌手、指揮者・園田隆一郎らが国際的に活躍することになったのです。

 日本での活動も、藤原歌劇団のオペラ公演にかぎっても《ラ・チェネレントラ》(2005)、《ランスへの旅》(2006)、《泥棒かささぎ》(日本初演2008)、《タンクレーディ》(2010)、《セビーリャの理髪師》(2011)、《フィガロの結婚》(2012)、《ファルスタッフ》(2015) を指揮しています。そして2016年12月に東京と大阪で行った演奏会がゼッダ先生の公的な場での最後の指揮となり、2017年3月6日ペーザロにて89歳で永眠されました。本日の演奏は、ゼッダ先生の愛弟子というべき4人のベルカント歌手が、先生の愛したロッシーニの音楽を恩師への感謝に贈ります── Grazie Maestro! Grazie Alberto!

 

 最後に、この演奏会に後援を賜りましたイタリア文化会館、公益財団法人 日伊協会、ゼッダ先生の写真を提供いただきましたROF広報主任ジャコモ・マリオッティ氏(Giacomo Mariotti)とROF公式写真スタジオ・アマーティ=ボッチャルディ(Studio fotografico Amati Bacciardi)、ならびに日本ロッシーニ協会会員の皆さまに心より御礼申し上げます。

                                       日本ロッシーニ協会会長 水谷 彰良

                                                (プログラム掲載の「ご挨拶」より転載)

 

日本ロッシーニ協会の演奏会と資料(1996年より)

 

日本ロッシーニ協会の公演記録、チラシ、プログラムなど。プログラムの複製は2013年以降に限定してPDF版を

掲載します(プログラムの図版と出演者の写真はカラーですが、当日配布はモノクロ印刷です)。

過去の公演歴は別途掲載します(PDF版。作成中)。 

 

プログラム複製(2013年以降のみ掲載) 

 

◎協会演奏会のチラシ

                左から、2018年、2016年、2015年、2013年

 

                  2012年、2011年、2010年、2009年

 

◎公演歴(1996年より) (PDF 作成中)